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デジカメプリント 自宅プリンターと写真(写真店)の違い


各メーカーから、写真印刷に適した様々な機能のついたプリンターが発売され、とても便利になっています。また仕上がりも「写真屋泣かせ・・」(笑)と思うほど綺麗になってきました。
自宅のプリンターも写真店の写真(印画紙)それぞれメリットがありますので両方使い分けるのがベストであると思います。
本音では 写真屋さんに出してくださ〜い! と声を大にして叫びたいですが笑

 自宅プリンターでのメリット
 ○ いつでも思い立った時に出力できる
 ○ あまり人に見られたくない写真もOK・・・注1
 ○ 自分で写真を出力する面白さがある
 
 デメリット
 ○ 1枚あたりのコストが高い (紙代 + インク代)
 ○ 退色性が印画紙に比べると劣る  ・・・注2
 ○ 数枚が多くなると出力に時間がかかる
 ○ インクが途中で切れたりノズルが詰まったら悲惨である

 写真店でのメリット
 ○ 自宅プリンターの性能が上がったとはいえまだまだ綺麗である
 ○ 1枚あたりの単価が自宅プリントより安い  ・・・注3
 ○ 退色性に優れている
 
 
 デメリット
 ○ 今すぐ写真が欲しい場合は自宅で出力のほうが早い
 ○ 色補正を写真店に任せるので自分の想像と違う場合がある ・・・注4
  



次は具体的に 自宅のプリンターでの出力と写真店でに印画紙出力との違いをご説明します。


写真店の写真(印画紙)の説明

ベースになる紙にあらかじめ右のように青、緑、赤 に対して化学変化する乳剤が塗布されています。これに光を当てることで化学変化し色が出てきます。
紙に色を塗るのではなく紙にあらかじめ塗布されている乳剤を化学変化させます。仮に水分が付着してもインクと違って色がにじむという事はありません。
ですから家庭用プリンターとはまったく別なものです。


自宅プリンターでの出力の説明

紙に 3色(黒を足して4色)のインクを吹付けます。紙にインクを塗るもしくは染めるというイメージです。相当進歩していますがやはり退色性では写真のほうが上です。(今のところ)また、あくまで紙の上に塗ったものですから水にぬらしたりすると、にじんだりします。

またインクの種類は
顔料系 と 染料系 があります。


自宅プリンターのインクの種類

自宅プリンターのインク系は 2種類あります。

「顔料系」はインクの中に色素が粒になって分散しています。ですから紙の表面に色を塗るような感じとなります。粒で印刷するのでにじみが少なく耐水性や耐光性は優れていますが、写真などの印刷画質でやや劣る傾向があります。


「染料系」はインクの中に色素が均一に溶け込んだような感じで、紙に色をしみこませます。インクを重ね合わせて細かな色合いを表現できるため、写真などの印刷に向く一方で、インクが染み込んで広がったり、水分でにじんだりする事があります。

今日の補足 (今回は蛇足・・ではなく補足です  念のため)

注1 何年か前の家庭用プリンターのCMで 「写真店にデジカメプリント」を注文すると写真屋のオヤジに自分の写真を見られていやだ・・こんなのがありました。確かに写真店では仕上がりの写真の色調を確認するために1枚づつ枚数を数えながら確認します。しかしそれは写っている画像を見ているのではなく「色調」を見ています。ネットや店頭受けあるいはルートセールスの回収分など出荷までの限られた時間内で合計枚数を数えながら見ています。ですから何が写っているかという意識はほとんどありません。これは当店に限らず、写真店として成り立つ量の写真を処理しているなら、どのお店も時間に追われながら如何にきちんとした製品(写真)を出荷するか真剣になっています。

注2 退色性が印画紙に比べると劣るという点につきましては、日々進化していますので「現時点での一般的な傾向」とお考え下さい。今後はひょっとしたら印画紙よりもっと優れたものが出ることも充分考えられます。ただし仕組みから考えますと 「紙の表面に色を塗る」 という事と 「工場で光に反応する乳剤を塗布して印画紙を作り、それに光に当たって化学変化する」というものは根本的に異なるものだと思います。

注3 1枚あたりの単価が自宅プリントより安い・・これもお店によって様々な価格帯がありますので一概には申せませんがネットで検索するデジカメプリントの価格帯で考えるなら写真店のデジカメプリントのほうが安くつくと思います。

注4 色補正を写真店に任せるので自分の想像と違う場合がある・・これは通常に撮影されたままの画像であればまったく問題ありません。お客様自身が画像処理ソフトなどで色調を変えられたものは、あくまでお客様のモニター上で再現している色合いですので無補正でプリントいたしましてもご希望どおりの色合いにならないことがあります。一般的なモニターは本来の色よりも「青白い色調」になっていることが多いようです。

ということで今回は自宅プリンター と写真店の写真との違いを書いてみました。写真屋を職業としている立場で考えると「自宅プリンターなんかだめ・・」笑と言いたいところですが、自宅プリンターも写真店の写真もメリット、デメリットがありますので、できるだけ客観的に書いたつもりですが・・・

でも最後に一言! 現時点でアルバム保存用の写真は やっぱ写真店でしょう!!
特に お子様の成長記録など 10年先20年先を考えるなら ぜひ写真店へ!
そして、できることなら写真店の中でも ぜひ当店へ!笑

    


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